For Corporate Partners

文化を通じて、
長期的な関係を築く協賛のかたち

ワガドゥグー市公立小学校への
伝統音楽教育 派遣プロジェクト ── 協賛のお願い

本事業は、ブルキナファソ・ワガドゥグー市の公立小学校に、伝統音楽の指導者(Griot)を派遣するプロジェクトです。日本側(合同会社FTミュージックオフィス)、現地(ADEC/BF-J)、ワガドゥグー市当局の三者がそれぞれの責任分担のもとに進める事業として、2026年5月にパイロットフェーズ第1期を開始いたします。

PROLOGUE

はじめに、率直にお伝えしたいこと

ブルキナファソは現在、TICAD(アフリカ開発会議)正式対話相手国に含まれず、外務省の渡航情報も慎重を要する国に位置づけられています。本事業は、日本政府の対アフリカ政策と直接連動するものではありません。

それでもなお、私どもがこの国に関わり続ける理由があります。

自らの文化を守りながら近代と向き合う経験を
共有する者同士として、関係を育てていく

本事業は、「進出」でも「一方的な支援」でもありません。文化を通じて、人と人、文化と文化が直接出会う営みを、長期的に育てていく試みです。経済的な見返りを期待する事業ではなく、自国の文化を取り戻そうとする一国の真摯な営みに、対等な伴走者として関わる事業です。本提案書では、リスクも含めて率直にお伝えした上で、その意義をお話しいたします。

Candor — 率直に

ブルキナファソは2022年9月の政権交代を経た現政権下にあり、政情・治安にリスクが伴います。経済的な短期リターンを目的とする協賛には適しません。文化を通じて長期的な関係を育てることに価値を見出してくださる企業様に、本事業はお応えできるものと考えております。

01

ブルキナファソが今、選んでいる道

ブルキナファソは、人口約2,300万人、首都ワガドゥグーは推定300万人を擁する西アフリカの内陸国です。2022年9月の政権交代を経て発足したイブラヒム・トラオレ大統領率いる現政権は、新植民地主義からの脱却と真の主権回復を国家方針の中核に据えています。IMFの推計によれば、2023年・2024年の実質GDP成長率は5%台半ばで安定的に推移しています。

経済政策のみならず、教育・文化の領域においても、これまで西洋的価値観に従属してきた制度から脱却し、自国の文化的な土台を再構築する動きが具体的に進められています。学校制服が伝統染織のものに切り替えられ、公文書での自国言語使用が拡大される ── 外部から見れば些細に映るかもしれません。しかし、自らの文化的な根を取り戻そうとする一国の真摯な営みです。

そしてその営みは、明治以降の日本が経験してきた「外から学びつつ、自らの根を失わない」という葛藤と、深いところで通じています。1919年のパリ講和会議における人種差別撤廃提案の否決、戦後の「エコノミックアニマル」批判 ── 西洋から「異質な存在」として周縁化された経験は、私たちの記憶に刻まれています。本事業は、この共有しうる経験を基盤として、文化を通じて長期的な関係を築く試みです。

なお、ブルキナファソは経済規模ではなく 文化的影響力 において西アフリカで突出した存在です。FESPACO(ワガドゥグ汎アフリカ映画テレビ祭)はアフリカ大陸最大の映像文化祭典として、SIAO(ワガドゥグ国際工芸見本市)は大陸全域の伝統工芸が集う場として、世界中から関係者が集まります。汎アフリカ的な文化のハブとして機能してきた歴史的な蓄積があります。

02

Griot継承の危機 ── 文化継承の緊急性

西アフリカの伝統音楽は、これまで主に Griot(グリオ) と呼ばれる特定の家系によって、口承により受け継がれてきました。Griotは幼少期から様々な楽器の習得、膨大なレパートリーの暗誦、コミュニティーで音楽を実践する経験を重ねてきた、世襲の音楽家集団です。彼らの仕事は楽器演奏のみにとどまらず、楽器製作、メンテナンス、コミュニティーのために音楽を奏でるという一連の文化的営みを担ってきました。

近年、Griotの活躍の場は目に見えて減少しています。コミュニティー儀礼の縮小、商業音楽の流入、楽器の素材となる植物の入手困難、若い世代の進学志向の高まり ── これらが複合的に作用して、Griotたちは自分の子弟を伝統音楽の道ではなく学校教育の道へと進ませる選択を迫られるようになっています。伝統音楽の継承基盤そのものが、世代をまたぐかたちで揺らいでいるのです。

こうした状況に対し、現地パートナーADEC/BF-Jが提案したのが、「学校教育の場で伝統音楽を学べるようにし、Griot家系以外の子供たちにも継承の道を開く」というアプローチです。これは外部から持ち込まれた解決策ではなく、ブルキナファソの文化現場に身を置く者たちの議論から生まれた構想です。Griotたち自身、ワガドゥグー市当局、双方から賛同を得ています。

03

事業内容 ── 6か月のパイロットフェーズ

ワガドゥグー市公立小学校に伝統音楽の指導者を派遣し、児童に対して直接的な音楽授業を行います。授業は週2回・1コマ60〜90分。6人編成の小グループで、児童一人ひとりの適性に応じた指導を行います。使用楽器は、ジャンベ、ベンドレ(太鼓)、タマニ(鼓)、カニヤ(金属楽器)、マラカス、バラフォン(木琴)の6種類。Griotたちが自らの手で作る楽器です。

将来的には、これらの楽器を学校に寄贈し、授業のみならず学校行事(式典・文化祭等)においても継続的に演奏される教育資源として根付かせていくことを目指しております。

2026年5月開始 ── 第1期・第2期で構成

パイロットフェーズは2026年5月中にスタートし、二期構成で進行します。第1期(3か月) では第8行政区Bissigjin地区の公立小学校4校を対象に週4コマ体制で実施し、児童の反応・指導者と児童の関係・運営面の課題を慎重に観察します。第2期(3か月) では、第1期の経験を踏まえて対象校を拡大し、週8コマ体制に移行します。指導の質を保ちながら受益範囲を広げる本格展開フェーズです。

パイロットフェーズ全体の完了は、2026年末から遅くとも日本の年度末(2027年3月)までを予定。完了時には行政・教育関係者、保護者、地域コミュニティーをお招きしての成果発表会を実施します。その後、ワガドゥグー市全12行政区(公立小学校220〜280校)への段階的拡大を目指します。

三者連携の体制

Japan
合同会社
FTミュージック
オフィス
資金管理、会計報告、協賛企業との窓口、事業全体の進捗管理を担います。
Burkina Faso
ADEC/BF-J
ブルキナファソ国法に基づく非営利協会(2026年設立)。指導者の手配、楽器製作の発注、現場での授業運営、市当局との調整を担います。
Ouagadougou
ワガドゥグー
市当局
対象校との調整、授業会場の提供、地域への広報を、自らの行政事業として担います。
04

これまで歩んできた道のり

2025

大阪・関西万博 ブルキナファソナショナルデー

万博ブルキナファソナショナルデーにおいて、自主催事として、藤家溪子作曲・ブルキナファソの音楽家たち共同制作によるオペラ「LÀ-BAS OU ICI...」を上演。内閣官房 国際万博交流プログラムを背景に、ブルキナファソと奈良県橿原市がパートナーシップを結び、橿原市立金橋小学校の児童およそ70名が賛助出演しました。

2025

橿原市委託事業 ── 本事業の先行企画として

奈良県橿原市からの委託事業として、ブルキナファソより音楽家を招き、金橋小学校5年生児童への伝統音楽の演奏指導と楽曲提供を実施。「橿原・高市こども音楽会」への児童たちの出演をサポートし、レンタル期間終了後には使用した楽器を学校へ寄贈しました。本事業がブルキナファソ現地で目指す「学校に楽器を寄贈し、伝統音楽を教育の場に根付かせる」という方針が、現実的に機能することを示す先行実績です。

2026

ADEC/BF-J 設立、かけはし芸術文化振興財団 助成金採択

ブルキナファソ政府との協働で文化交流を継続発展させていく目的で、現地にADEC/BF-J(ブルキナファソと日本の文化交流のための協会)を設立(藤家溪子 会長就任)。同年、かけはし芸術文化振興財団より助成金採択を受け、パイロットフェーズの実施に向けた体制を整えました。

05

パイロットフェーズの予算構成

本事業の予算は、ブルキナファソ現地での事業実行に必要な「現地事業費」と、日本側事業統括(合同会社FTミュージックオフィス)による法人運営・契約管理・会計報告等にかかる「事業管理費」の二本立てで構成されます。

現地事業費 楽器製作・講師料・運営コスト
事業管理費 現地事業費の20%相当

現地事業費には、ジャンベ・ベンドレ・タマニ・カニヤ・マラカス・バラフォンの6種類の楽器製作費(Griotによる手作り)、主指導者およびアシスタントへの講師料、児童の交通費・通信費・印刷費等の運営コストが含まれます。事業管理費には、顧問税理士による法人会計・税務管理、海外送金手数料、業務委託契約管理(日仏二言語契約書)、協賛企業様向け四半期報告書の作成、公式ウェブサイト運営等が含まれます。

※ 会場費はワガドゥグー市当局の負担であり、本予算には計上されていません。
※ 楽器の3分の1が揃った時点で授業の開始が可能となります。
※ 費目別の詳細内訳・楽器単価リスト・パイロットフェーズの総予算額は、ご請求いただいた提案書にてご確認いただけます。

Sponsorship Plans

5つの協賛プラン

貴社のご支援額・関与の度合いに応じて、5つのプランをご用意しております。
パイロットフェーズの伴走から、事業全体の主たる協賛までお選びいただけます。

Plan 1
賛同者
¥300,000〜
単発支援

最初の一歩 ── 本プロジェクトへの最小規模からの関わりをお考えの企業様向けのプランです。

  • 活動報告書の四半期送付(年4回)
  • 公式ウェブサイトへのお名前掲載(任意・小サイズ)
  • 支援者として楽器に刻印または記載(任意)
Plan 2
1校サポーター
¥500,000〜
単発支援

1校あたり約半年分のご支援。対象校1校との紐づけが可能です。

  • プラン1のすべての特典
  • 対象校1校との紐づけ(支援先校の指定)
  • 現地写真および詳細な活動レポート
Plan 3
パートナー
¥2,000,000〜
単発支援

パイロットフェーズ全期間・4校分の現地事業費をほぼ全額カバーするプラン。本事業の中核を支えるご協賛です。

  • プラン1〜2のすべての特典
  • パイロットフェーズ全期間のご支援
  • 公式ウェブサイトへのロゴ掲載(中サイズ)
  • 年次レポートの優先送付
  • パイロットフェーズ成果発表会への招待(オンライン)
Plan 4
コアパートナー
¥5,000,000〜
単発支援

第2フェーズ、第8行政区全域への拡大を支えるプラン。行政区規模での展開を伴走いただける企業様向けのプランです。

  • プラン1〜3のすべての特典
  • コアパートナーとしての位置づけ
  • メディア露出時のクレジット表記
  • 共同代表との対話機会(内容は協議のうえ)
06

実施体制と透明性

ご協賛金は、以下の経路で適切に管理いたします。日本側では顧問税理士による継続的な会計管理を実施し、現地側では用途別の月次会計報告をADEC/BF-J会計責任者から日本側へ提出する体制を構築しています。協賛企業様には、四半期ごとに活動報告書をお送りし、年次総括レポートにて事業全体の成果と会計内訳をご報告いたします。

Step 1
協賛企業様
ご協賛金のお振込
Step 2 — Japan
合同会社FTミュージックオフィス
公式口座にて受領 / 顧問税理士による会計管理
Step 3 — Burkina Faso
ADEC/BF-J
業務委託契約に基づく送金 / 用途別会計・月次報告
Step 4 — Ouagadougou
現地実施
学校・楽器・授業

提案書のご請求について

事業の趣旨・予算の費目別詳細・代表者経歴・三者連携の詳細を含む、
協賛企業様向け提案書(全文版)は、ご検討中の企業様にお送りしております。
お問い合わせフォームよりご請求のご連絡をお願い申し上げます。

Request Proposal →
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お問い合わせ

本プロジェクトへのご協賛のご検討、ならびに詳細についてのお問い合わせは、お問い合わせフォームよりご連絡くださいますようお願い申し上げます。お振込先口座につきましては、ご協賛のご意向を頂戴した時点で別途ご案内申し上げます。

本プロジェクトが、貴社にとって、ブルキナファソとの文化的な対話を通じて、長期的に意味のある関係性を築く契機となることを、心より願っております。

ご検討のご意向、ご質問はお問い合わせフォームへ

お問い合わせフォームよりご連絡いただけましたら、担当者より折り返しご連絡を差し上げます。

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